腎盂腎炎・膀胱炎の看護計画
#排尿痛が生じる可能性がある
関連因子
感染(炎症)
患者目標
疼痛の原因を知り緩和する方法がわかる
O-P
1.症状の部位出現状況・程度
2. 排尿後残尿感・ 排尿後不快感
T-P
1. 医師の指示のもと、 抗菌薬や鎮痛剤を投与する
2. 痛みに対する訴えを傾聴する
3. 痛みを和らげる体位を工夫する
E-P
1. 排尿痛の原因や誘因、 その後予測される経過を説明する
#排尿障害 (頻尿・尿失禁) が起こる可能性がある
関連因子
感染症
患者目標
尿意切迫の原因がわかり対処行動がとれる
O-P
1. 尿意切迫感 尿意と排尿との間の時間)
2. 尿量・性状
3. 随伴症状(不眠・不安・イライラ等>
T-P
1. 医師の指示のもと、 抗菌薬を投与する
2. 排尿しやすい環境を整える
3. 尿意切迫感が強い時は、 ポータブルトイレや尿器を使用する
4. トイレに近い病室を検討する
5. 失禁がある場合は、状況に合わせたケア用具を選択する
E-P
1. 尿意切迫の原因と治療について説明する
2水分を控え脱水になると局所の感染を悪化させるため、適度な水分摂取の必要性を説明する
#発熱する可能性がある
関連因子
感染(炎症)
患者目標
感染症状が改善し平熱になる
O-P
1. 体温
2. 随伴症状 悪寒戦慄・発汗・倦怠感・顔面紅潮等)
3. 尿量・性状
4.水分摂取量
5. 検査データ (尿一般 白血球・CRP等)
T-P
1. 発熱時 (高熱時) は、冷罨法を行う
2. 体温の変化に応じて室温や掛物等、 環境を調整する
3.水分摂取を促す
4. 医師の指示のもと、解熱剤を投与する
E-P
1. 発熱時は不感蒸泄が増し脱水に危険性があるため、水分摂取の必要性を説明する
2. 苦痛がある時は、遠慮せずに必要な援助を求めることを説明する
#感染症の回復や予防のための行動がとれない可能性がある
関連因子
疾患や治療の知識不足
患者目標
尿路感染の予防行動をとることができる
O-P
1. 疾患治療に対する理解度
2.生活状況
3.症状の出現状況・程度
T-P
1. 1日尿量が2000m程度となるように水分摂取を促す
E-P
1. 感染兆候 混濁尿頻尿・排尿痛・発熱等)を説明する
2. 抗菌薬を自己判断で休薬しないよう、内服の必要性を説明する
3. 女性の場合、排泄後の会陰部の清拭を前方から後方にするように、清潔な下着を着用するよう説明する
4. 尿意を我慢せず、定期的に排尿するよう説明する。
5. 過労・寒冷感冒 月経時は特に注意するよう説明する