小児の口蓋裂の看護計画
#1嚥下が十分行えず、創部からの出血や分泌物による気道閉塞を起こす可能性がある
目標:安楽な呼吸ができる
O-P
1 創部の出血の状態
2 分泌物の量
3 呼吸状態:呼吸数、呼吸音
4 チアノーゼの有無
5 バイタルサイン
T-P
1 仰臥位時は肩枕を使用する
2 就寝時は誤嚥予防の為側臥位または腹臥位とする
3 異常呼吸があれば直ちに主治医に報告する
EーP(教育)
1 嘔吐時の対処方法について説明し、家族の協力を得る
#2指しゃぶり、打撲、激しい啼泣の為創部からの出血や離開が起きる
目標:創部の安静が保てる
O-P
1 創部の状態
2 患児の機嫌
3 肘関節の抑制状態
T-P
1 ベッド上を整理整頓する:危険物の除去
2 術前に両肘関節の抑制用のシーネを準備する
3 抑制用のシーネは手術終了と同時に肘関節を抑制する為、手術室へ持参する
4 激しく啼泣する場合は抱っこしたりおもちゃを利用してあやす
5 年長児の場合、創部の安静が保てない行動をとっていたら厳しく注意する
EーP(教育)
1 肘関節の抑制の必要性を説明し家族の協力を得る
2 創部の安静を保てなければいけない理由を説明する
#3食事形態、内容の制限が続くため食事を嫌がり食事摂取量が減少する
目標:患児に必要なカロリーが摂取できる
O-P
1 食事の摂取状態注入食に栄養吸収状態
2 患児の食事に対するストレス状態
3 流動食の必要性の理解度
T-P
1 ベッド周囲に摂取できない食べ物のがないかを確認する
2 点滴管理を行う3食事の摂取量が増えるように工夫する
4 経管栄養管理を行う
EーP(教育)
1 食事形態・内容の制限の必要性について説明する
#4創部が常に食べ物や分泌物で汚染されている為感染する可能性がある
目標:口腔内が清潔に保てる
O-P
1 口臭の有無
2 発熱の有無
T-P
1 経口摂取後は必ず水を飲ませる
EーP(教育)
1 口腔内の清潔の必要性について説明する
2 パンフレットを用いて、食後の口腔内清潔について指導する