小児の臍ヘルニア手術の看護計画
#1外表的な形態異常に関連して、家族が将来の治癒に不安を持つ
目標:不安の表出ができる
O-P
1 患児及び家族の言動
2 疾患の受け止め方
T-P
1 家族、患児の訴えを聴く
2 家族、患児が話しやすい環境をつくる
3 処置時はプライバシーを確保する
4 疾患の手術について、主治医から説明が受けられるよう援助する
#2腸管が脱出し陥頓することに関連した壊死を起こす可能性がある
目標:異常が早期に発見され適切な治療が受けられる
O-P
1 臍の色
2 直ぐ還納できるか
3 患児の機嫌、啼泣
4 顔色
5 バイタルサイン
T-P
1 還納を試みる
EーP(教育)
1 還納できなかったり、臍の色が悪い時は連絡するよう説明する
#3啼泣、体動で腹圧がかかることに関連した、創部の離開の可能性がある
目標:創部の安静が保たれる
O-P
1 創部の発赤、腫脹、離開の有無
2 創痛
3 出血
4 ガーゼ汚染の有無
5 バイタルサイン
T-P
1 出来るだけ啼泣させない
2 身体の後屈を避ける
3 走ったり、飛んだり、暴れたりしている場面を見かけたら注意する
EーP(教育)
1 創部の安静を持続する為、注意事項を説明する
#4退院後の生活に家族は不安を持つ可能性がある
目標:家族が日常生活で注意することを理解できる
EーP(教育)
1 入浴を禁止する
2 暴れない、転倒に注意し、創部を引っかいたりぶつけたりしないように説明する
3 創部の異常について説明する:発赤、腫脹、疼痛
4 創部の消毒方法について説明する
5 異常時の連絡方法について説明する