症状別看護計画:新生児メレナ

新生児メレナの看護計画

#1多量の吐血、下血に関連した出血性ショックの可能性がある

目標:止血が促され吐血下血が止まる

O-P

1 バイタルサイン、経皮的酸素飽和度

2 吐血下血の量、回数、様式、時期:持続的、継続的、緩徐、突発的

3 胃内残渣量・性状、心雑音の有無・程度

4 出血傾向時の随伴症状の有無・程度:全身蒼白、チアノーゼ、冷感、低体温、心拍数、呼吸数の変化、血圧の変化、活気、経皮的酸素飽和度

5 尿テープチェック

6 便潜血チェック

7 血液像、へパプラスチンテスト

T-P

1 安静:不必要な刺激は避ける。啼泣は少なくする

2 保温、児の状況に応じて掛物、湯たんぽ使用

3 摩擦、外傷の予防:腋窩での体温測定、口・鼻腔内吸引、胃チューブ吸引

4 皮膚粘膜の清潔:口腔内、口唇の乾燥予防、外陰部~臀部清拭

5 薬物療法の管理:指示量の正確な準備と与薬確認、記録

6 輸液療法の管理:副作用、出血傾向に注意

7 出血時の処置:薬物療法の管理、輸液療法の管理、吐血が頻回な時は指示による胃洗浄の介助、大量出血時の緊急処置の介助

#2吐血があり経口摂取不可能なことに関連した、脱水や不適切な栄養状態になる可能性がある

目標:輸液による栄養補給が受けられる

O-P

1 脱水症状:大泉門の状態、皮膚の乾燥、活気、水分出納

2 輸液量の確認:1時間ごと

3 点滴刺入部の皮ふの状態

4 検査データ:血液像、電解質、尿:量、比重、蛋白、尿テープ

T-P

1 輸液の管理

2 水分塩分の喪失の防止:保温気温度、湿度

3 粘膜の保護:加湿

4 胃内残渣の確認

#3吐血時の誤嚥に関連した肺合併症、窒息を併発する可能性がある

目標:吐物が確実に除去され呼吸状態が安定する

O-P

1 吐血時の状況

2 呼吸状態:回数、音、換気状態、陥没呼吸の有無、チアノーゼ

3 胸部X線所見

T-P

1 胃チューブ吸引

2 体位:仰臥位、腹臥位、頭部挙上

3 口、鼻腔吸引

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