自閉症スペクトラムの看護計画
#1無為、無言であることに関して患児とのコミュニケーションが困難である
目標:目と目を合わせる回数が増加し表情が現れる
O-P
1 患児の会話、話し方、行動
2 患児が興味を示している物
3 入院生活リズム、過ごし方
4 患児の表情
5 医療従事者、家族に対する患児の接し方
T-P
1 人が相手となる遊びを多く取り入れる
2 活動する状況をつくり、できるだけいろいろな体験をさせる
3 刺激を与えたりプレイに参加させたりする
4 話しかける時もゆっくり繰り返し話をする
5 理解する態度を持ち接する
6 出来たら必ず褒め、自信が持てるように援助する
7 反応が無くても話しかける
8 不安を増大させるような言動は避ける
9 家族とコミュニケーションをとり情報を得る
EーP(教育)
1 母親とのスキンシップの重要性について説明する
2 ボディランゲージによるコミュニケーションについて説明する
#2発達遅延に関連した日常生活動作面での自己管理能力不足の可能性がある
目標:少しづつ患児の処理能力が向上する
O-P
1 洗面
2 清潔
3 食事
4 排泄
5 着脱
T-P
1 患児のできる日常生活動作を把握した上で、少しづつ自立に向けて計画を立て援助する
#3生活習慣の変化に関連した入院生活への不適応を起こす可能性がある
目標:日課表に沿い、安全で規則正しい入院生活が送れる
O-P
1 患児の言動、行動
2 危険物の有無
3 室内の環境
4 オリエンテーション内容の理解度
5 家庭での日課、癖
T-P
1 危険物となるものを取り除く
2 患児の状態によりベッド柵は必ず上げておく
#4無為、無言であることに関連して検査・治療時トラブルの発生する可能性がある
目標:検査、治療を安全に受けることが出来る
O-P
1 検査、治療の説明に対する患児の表情、言動
2 説明中、後の患児の変化
T-P
1 患児に合った方法で、検査・治療の説明を行う
2 主治医、看護師、家族が協力し統一した態度で行う
3 素早く正確に行われるように援助する