疾患別看護計画:脳腫瘍

脳腫瘍の看護計画

♯日常生活動作に介助が必要である

関連因子
運動麻痺
意識障害

患者目標
必要な介助が受けられる

O-P
日常生活動作で介助が必要な部分
日常生活動作能力
障害 (麻痺)の部位と程度
意識障害の程度
T-P
必要な日常生活動作を介助する
自力範囲は患者自身が行えるよう環境を整える
使用しやすいトイレや浴室を選択する
必要時、状態にあった自助具を使用する
E-P
無理はせず必要時介助を受けるよう説明する
自分のペースでリハビリテーションを行うことはセルフケア能力の向上となることを説明する

♯ボディイメージが混乱する可能性がある

関連因子
運動麻痺
言語障告
顔面麻痺

患者目標
障害を理解し肯定的な言動がみられる

O-P
運動障害の程度
言語障害の程度
顔面麻痺の程度
外観の変化に関する否定的な訴えの有無
表情言動
睡眠状況
T-P
自分の考えや感情を言語化できるよう、受容的態度で接する 行う
ボディメージの変化や障害を受け止められるよう適切な訓練や介助を
いつでも思いを表出できるような環境をつくる
ショックや否認の時期に無理に話をさせない
E-P
患者が感じている違和感や感情、疾患に対する疑問や不安などを話すことの重要性を説明する

♯転倒・転落の危険性がある

関連因子
運動麻痺
視野欠損

患者目標
転倒・転落しない

O-P
麻痺の有無と程度
麻痺の認識の程度
視野欠損の程度
危険回避行動がとれるか <フリー入力
T-P
必要時、移乗・移動の際に介助する
危険のないように環境を整備する
E-P
無理せずに、必要時ナースコールするよう説明する
身体外傷予防の意識づけができるよう説明する
身体外傷の危険性について家族に説明する

#今後の予後や経過に対して不安となる可能性がある

関連因子
不安

患者目標
疾患と症状を受け入れ不安を表出し前向きな気持ちになれる

O-P
疾患・治療・検査・障害の理解度
疾患の受け止め
表情・言動
睡眠状況
T-P
不安に思っていることを言葉に出して話せる環境をつくる
必要時、医師から病状や治療について説明するよう依頼する
E-P
不安や悲しみを表出することが大切であることを説明する
家族の支えが大切であることを家族に説明する

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