不妊症の看護計画
#1不妊治療が経過する中で自己決定に関する葛藤がある
目標
納得して自己決定できる
葛藤への自己対処ができる
O-P
1月経歴、結婚歴、産科歴
2既往歴又は合併症の有無、内容
3不妊症の原因・関連因子、およびそれらに関する認識
4受診経過
5受診経過に関する認識
6自己決定における葛藤の有無、内容
7葛藤への自己対処の有無・内容
8自己対処の為に本人が求める情報提供・助言の有無と内容
T-P
1情報収集・相談の為の場所の環境整備を行う
2自己決定プロセスにおける本人の葛藤を受け止める
3選択可能な方法について共に考える
4本人の自己決定内容を支持する
E-P
1不妊症及び受診経過に関する認識に不十分な点があれば補足説明を行う
2本人が求める情報を提供する
3自己決定に向けて、可能な選択肢を提示する
#2治療が経過する中で、医療医療職に対する不信・不安がある
目標
不安を軽減又は解消できる
不信感が改善する
相互の信頼関係の構築又は回復できる
O-P
1月経歴、結婚歴、産科歴
2既往歴又は合併症の有無、内容
3不妊症の原因・関連因子、およびそれらに関する認識
4受診経過
5受診経過に関する認識
6治療経過に伴う医療に対する不安・不信の有無
7内容、それが受診行動・日常生活へ及ぼす影響の有無・内容
8不安・不信に対する自己対処の有無・内容
9信頼関係を構築又は回復する為に医療職に希望することの有無・内容
T-P
1情報収集・相談の為の場所の環境整備を行う
2不安、不信の内容を確認し受け止める
3有効な自己対処方法に関して評価・支持する
4医療職への希望に対して善処することと、その具体的内容について伝え実行する
5信頼関係の構築又は回復の為に本人ができることについて共に考える
E-P
1医療職にたいする希望がある場合、それを伝える方法を具体的に指導する
2受診行動や日常生活への影響によって生じた問題の具体的解決方法に関する情報提供を行う
#3不妊あるいは不妊治療についてのストレスがある
目標
不妊あるいは不妊治療に関する有効なストレスコーピングが行える
O-P
1月経歴、結婚歴、産科歴
2既往歴又は合併症の有無、内容
3不妊症の原因・関連因子、およびそれらに関する認識
4受診経過
5受診経過に関する認識
6不妊あるいは不妊治療に関するストレス認識の有無・程度、具体的内容
7ストレスが受診行動や日常生活にお予防す影響の有無、内容
8ストレスコーピングに関する知識の有無・内容
9ストレスにたいするコーピングの実際と、その効果に関する認識
T-P
1情報収集・相談の為の場所の環境整備を行う
2本人が認識しているストレス内容を受け止める
3有効なストレスへの対処行動を評価・支持する
E-P
1ストレスやストレスコーピングに関する認識に不十分な点があれば、必要な情報提供を行う
2ストレスによる受診行動や日常生活への影響によって生じた問題の具体的解決方法に関する情報提供を行う
3効果が期待できるストレスコーピングに関する情報提供を行う
4問題解決に向けて活用可能な社会資源に関する情報提供を行う
#4不妊あるいは不妊治療の経過に伴い、夫婦間のストレスがある
目標
不妊あるいは不妊治療の経過に伴って生じた夫婦間のストレスに対し、有効なコーピングが行える
O-P
1月経歴、結婚歴、産科歴
2夫婦の既往歴又は合併症の有無・内容
3不妊症の原因・関連因子、およびそれらに関する認識
4受診経過
5疾患・受診経過に関する認識
6疾患・受診経過に関する夫婦のコミュニケーション状態
7不妊あるいは不妊治療に関するストレス認識の有無・程度、具体的内容、夫婦間の認識の違いの有無
8夫婦間のストレスが受診行動・日常生活・夫婦関係に及ぼす影響の有無・内容
9ストレスコーピングに関する知識の有無・内容
10ストレスコーピングの実際と、その効果に関する認識
T-P
1情報収集・相談の為の場所の環境整備を行う
2夫婦がそれぞれに認識している夫婦間のストレス内容を受け止める
3夫、妻、又は夫婦の有効なストレス対処行動を評価・支持する
E-P
1ストレスやストレスコーピングに関する認識に不十分な点があれば、必要な情報提供を行う
2ストレスによる受診行動や日常生活への影響によって生じた問題の具体的解決方法に関する情報提供を行う
3効果が期待できるストレスコーピングに関する情報提供を行う
4問題解決に向けて活用可能な社会資源に関する情報提供を行う
5夫婦間で認識に違いがある時、夫婦にたいする面接・指導でその事実、内容をお互いに理解できるように促す
6夫婦間でストレス対処行動について話し合う必要性を説明し話し合いを促す