疾患別看護計画:子宮内膜症

子宮内膜症の看護計画

#1月経の為に疼痛(下腹部痛、腰痛)がある

目標:疼痛が軽減できるADLに支障のない範囲に疼痛をコントロールできる
O-P
1 月経歴・結婚歴・産科歴・既往歴・合併症の有無及び内容
2 検査の種類・結果・治療内容・経過と今後の見通し
3 疾患、検査、治療方法に関する患者の認識
4 疼痛の有無、部位、程度
5 疼痛と月経周期の関係
6 疼痛によるADLへの影響の有無と内容
7 疼痛にたいする患者の認識、希望、疑問
8 疼痛に関する自己対処の有無、内容、有効性
T-P
1 疼痛の存在及びそれに対する患者の認識を受け止める
2 有効な自己対処方法を支持する
3 その他の有効な自己対処方法について共に考える
E-P
1 不十分な、又は誤った認識に対しては正確な情報提供を行う
2 必要時、有効な社会資源を紹介する
3 疼痛の自己コントロールに関する生活指導を行う
4 疼痛に対する周囲の理解・協力を求める為の工夫について助言する

#2性行時に疼痛があるために、性機能障害がある

目標:性行時の疼痛が軽減できる性機能障害について夫婦で問題解決ができる
O-P
1 月経歴・結婚歴・産科歴・既往歴・合併症の有無及び内容
2 検査の種類・結果・治療内容・経過と今後の見通し
3 疾患、検査、治療方法に関する患者の認識
4 性行時の種類・程度
5 性行時痛が夫婦生活に及ぼす影響の有無・内容
6 性行時痛にたいする患者の認識
7 性行時痛にたいする夫の理解・協力
8 性行時痛に関する夫婦の工夫の有無・内容・効果
T-P
1 話しやすい場面をつくるための環境整備を行う
2 性行時痛にたいする患者の認識を受け止める
3 性行時痛にたいする夫の理解・協力を評価する
4 有効な夫婦生活上の工夫を支持する
5 その他の夫婦生活上の工夫の可能性について共に考える
E-P
1 可能な夫婦生活上の工夫について情報提供する
2 性行時痛の軽減のために有効な治療内容について情報提供する必要時社会資源を紹介する
3 性行時痛が夫婦生活に及ぼす影響を軽減するために有効な社会資源を紹介する

#3疾患の経過に伴い、将来の見通しについて不安がある

目標:不安を軽減又は解消できる
O-P
1 月経歴・結婚歴・産科歴・既往歴・合併症の有無及び内容
2 検査の種類・結果・治療内容・経過と今後の見通し
3 疾患、検査、治療方法に関する患者の認識
4 疾患及びその経過に関する不安の程度、内容
5 疾患及びその経過、治療に関する今後の見通しを患者がどう認識しているか
6 症状が日常生活に及ぼす影響の有無、程度、内容
7 不安に対する患者の対処方法の有無・内容及び効果
T-P
1 疾患及びその経過、今後の見通しに関する患者の不安を受け止める
2 有効な患者の対処方法を支持する
3 その他の有効な対処方法について共に考える
E-P
1 不安が生じる関連因子について、患者の認識が不十分な場合、正確な情報提供を行う必要時、正確な情報が得られるための社会資源を紹介する
2 不安の軽減に向け、有効な社会資源について情報提供する

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