症状別看護計画:悪心

悪心の看護計画

目標
・ 悪心嘔吐が軽減する
・ 悪心嘔吐が起こりにくいような食事方法を理解し実行する
・ 脱水、低栄養、電解質異常を起こさない

悪心の要因
・ 心筋梗塞による心機能低下
・ 眩暈
・ 化学療法による嘔吐中枢の刺激
・ 放射線療法による嘔吐中枢の刺激
・ 発熱
・ 脳圧亢進
・ 消化機能の低下
・ 電解質異常
・ 疼痛によるストレス
・ 不快な臭気の吸入
・ 腸蠕動の低下
・ 妊娠悪阻

O-P
① 悪心嘔吐の有無と程度
② 悪心嘔吐の誘因の有無(薬剤、食物、臭い、カテーテル)
③ 腹部症状の有無と程度(腸蠕動、腹痛、腹部膨満、便秘)
④ 体温、脈拍、呼吸、血圧の変化
⑤ SPO2の変化
⑥ 血液検査データ(電解質、肝機能)
⑦ 水分出納
⑧ 吐物の状態(匂う、色調、性状、量、出血の有無)
⑨ 発汗、皮膚湿潤の有無
⑩ 奇異反射の有無
⑪ 患者の表情や言動
⑫ 薬剤の使用状況(薬品名、使用期間)

T-P
① 環境整備(臭い、音の除去)
② 体位の工夫(リラックスできる体位をとらせる)
③ 医師の指示による制吐薬の与薬
④ 口腔内保清(清拭、含嗽)
⑤ 胃管を挿入している場合は吸引を行い減圧する
⑥ 誤飲予防
⑦ 患者の精神・心理的状況についてアセスメントを行い、悪心嘔吐の原因を明らかにする
⑧ 悪心・嘔吐の原因を除去する

E-P
① 悪心のある時はゆっくりと深呼吸するように指導する
② 胃粘膜を刺激する食物や飲み物を避けるように指導する
③ 食物や飲み物をゆっくりと摂取するように指導する
④ 食後は頭部を挙上して、ベッド上安静をするように指導する
⑤ 嘔吐のある時は上半身をやや高くし、顔を横に向けるように指導する

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