疾患別看護計画:腎結石・尿結石

腎結石・尿結石の看護計画

#疼痛が生じ安楽を保持できない

関連因子
結石の刺激
炎症
尿の停滞

患者目標
症状が緩和され、 安楽が保持できる
十分な休息・睡眠がとれる

O-P
部位・程度
症状出現狀況
随伴症状(発熱・腹部膨満顔面蒼白冷・血圧低下等 ) ・腹部線・超音波・腹部CT等)
4. 検査データ (尿一般
5. 薬剤の効果
6. 睡眠状況
7. 日中の活動状況
T-P
1. 医師の指示のもと、鎮痛剤や鎮痙剤を投与する (痛みが強くなる前に予防的に投与)
2. 痛みの尺度を用いて、痛みの程度を客観的に把握する
3. 痛みの訴えを傾聴する
4. 患者とともに疼痛緩和方法を考える
5. 安楽な体位を工夫する
6. 安静に休息・睡眠がとれる環境を整える
E-P
1. 痛みを我慢せず、医療者に伝えるよう説明する
2.疼痛のメカニズムや特徴 (持続時間や程度)を患者及び家族に説明する
3. 生活パターンを規則正しく整えるようにアドバイスする

#疼痛が生じ十分な休息 睡眠がとれない

関連因子
結石の刺激
炎症
尿の停滞

患者目標
症状が緩和され、 安楽が保持できる
十分な休息・睡眠がとれる

O-P
1. 痛部位・程度
2. 症状出現状況
3. 随伴症状 発熱・腹部膨満・顔面蒼白・冷血圧低下等)
4. 検査データ (尿一般・腹部線・超音波・腹部CT等)
5. 薬剤の効果
6. 睡眠状況
7. 日中活動状況
T-P
1. 医師の指示のもと、鎮痛剤や鎮痙剤を投与する (痛みが強くなる前に予防的に投与)
2. 痛みの尺度を用いて、 痛みの程度を客観的に把握する
3. 痛みの訴えを傾聴する
4. 患者とともに疼痛緩和方法を考える
5. 安楽な体位を工夫する
6. 安静に休息 睡眠がとれる環境を整える
E-P
1. 痛みを我慢せず、医療者に伝えるよう説明する
2. 疼痛のメカニズムや特徴 (持続時間や程度)を患者及び家族に説明する
3. 生活パターンを規則正しく整えるようにアドバイスする

#疼痛が生じ、 悪心・嘔吐等の消化器症状が出現する可能性がある

関連因子
結石の刺激
炎症
尿の停滞

患者目標
悪心などの消化器症状が軽減する

O-P
1. 消化器症状の有無と程度
2.食事摂取状況(食欲・食事
T-P
1.不快な臭いや光景を避ける
2. 冷たくあっさりした食品を勧める(栄養士に相談する)
3.嘔吐後は含嗽を促す
4. 深呼吸を促し自律神経の安定を図る
E-P
1. 食事摂取量は少なめにし、ゆっくりするよう指導する
2. 食事前・中・後に水分を摂取しすぎない(胃の過伸展を避ける)よう指導する(排石のため2000-4000/日の水分摂取を勧めるが、摂取のタイミングを指導する)

#尿路感染が起こる可能性がある

関連因子
結石の刺激
炎症
尿の停滞

患者目標
感染症状が起こらない、または早期発見し対処できる

O-P
1. 排尿困難・頻尿・血尿の有無
2.膀胱竪満感・腹部膨満感の有無
3. 発熱・悪寒の有無
4. 検査データ (白血球・ 尿素窒素・クレアチニン・カリウム・アンモニア等)
T-P
1. 医師の指示のもと、 抗菌薬や解熱剤を投与する
2. 発熱時には、冷罨法を行う
3. 悪寒がある時は、掛け物や室温を調整する
E-P
1. 苦痛があるときは我慢せずに医療者に伝えるよう説明する

#結石再発防止のための行動がとれない可能性がある

関連因子
疾患や治療の知識不足

患者目標
再発防止のため、水分摂取や食事療法の必要性を理解できる

O-P
1. 生活習慣と生活状況: 食生活習慣・嗜好・水分摂取・尿量・運動量・家族歴
2.結石の原因や誘因となる疾患等の有無: 尿流停滞 (水腎症・臨床・内分泌代謝異常(副甲状腺機能亢進症・高尿酸血症・シスチン尿症・尿細管アシドーシス・カルシウム症・過シュウ酸尿症等) 薬物
3. 比重
4. 疾患治療 検査に対する理解度
T-P
1. 排泄された結石は、 検査に提出する
2. 医師の指示のもと、 適切な薬物療法を行う
3. 適度な水分摂取を促す (尿量2000ml/日を保つ)
E-P
1. 再発率の高さと予防の必要性を説明する
2. 食事は、3食バランスよく摂取するよう指導する
3. 夕食は、就寝4時間前には済ませるよう指導する
4. 結石の成分によっては、必要な栄養指導をする
5. 同じ姿勢を長時間とらないように説明する
6. 尿量低下・尿の沈殿物 濃縮尿の症状があれば報告するよう説明する

#疾患や痛みにより不安となる可能性がある

関連因子
不安

患者目標
患者・家族の疾患に関する不安が軽減され心身ともに安定する

O-P
1. 痛みの有無と程度
2. 疾患や治療に対する受け止め
3.表情・言動
T-P
1. 疼痛等に対する不安や感情を表現するよう促す
2. 不安を表出しやすい環境をつくる
3. 安心感を与えるよう共感的態度で接する
4. 痛みが強う時は、患者のそばから離れない
5. 必要部マッサージなどを行う
E-P
1. 遠慮せずに不安を医療者に伝えるように説明する
2. リラックス法について指導する

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