疾患別看護計画:アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の看護計画

#掻痒感が増強する可能性がある

関連因子
皮膚刺激
皮膚乾燥

患者目標
掻痒感が軽減する
掻痒感が軽減し十分な睡眠がとれる

O-P
1. 掻痒感の有無と程度
2. 皮膚の刺激物の有無
3. 皮膚の乾燥の有無と程度
4. 破痕の有無と程度
5.睡眠状況(睡眠時間・中途覚醒の有無・熱眠感の有無・睡眠パターン等)
6. 表情・言動
T-P
1. 皮膚の乾燥子防するための処置を行う
2. 医師の指示のもと、痒み止めの内服や軟音等を投与または使用する
3. 皮膚の刺激物を除去する
4. 静かに入眠できる環境を整える
5. 就寝前にスキンケアを行う
E-P
1. 皮膚の刺激物を避けるための方法を指導する
2. スキンケアの方法を指導する
3.操痒感への対処方法を指導する

#掻痒感により不眠となる可能性がある

関連因子
皮膚刺激
皮膚乾燥

患者目標
掻痒感が軽減する
掻痒感が軽減し十分な睡眠がとれる

O-P
1. 掻痒感の有無と程度
2.皮膚の刺激物の有無
3. 皮膚の乾燥の有無と程度
4. 掻破痕の有無と程度
5. 睡眠状況(睡眠時間・中途覚醒の有無・ 熱眠感の有無・睡眠パターン等)
6. 表情・言動
T-P
1. 皮膚の乾燥予防するための処置を行う
2. 医師の指示のもと、痒み止めの内服や軟膏等を投与または使用する
3. 皮膚刺激物を除去する
4. 静かに入眠できる環境を整える
5. 就寝前にスキンケアを行う
E-P
1. 皮膚の刺激物を避けるための方法を指導する
2. スキンケアの方法を指導する
3. 掻痒感への対処方法を指導する

#皮膚感染症をきたす可能性がある

関連因子
皮膚バリア機能低下

患者目標
皮膚感染症を起こさない

O-P
1. バイタルサイン(特に体温)
2.掻破痕の有無と程度
3. 皮膚感染兆候の有無と程度
T-P
1.スキンケアを行う
2. 医師の指示のもと、 痒み止めの内服や軟音等を投与または使用する
3. 部位 (掻破部位)を包帯等で保護する
E-P
1. スキンケアの方法を指導する
2. 掻痒感への対処方法を指導する
3. 感染兆候について説明し、 異常があれば速やかに医療者に伝えるよう説明する

#ボディイメージが混乱する可能性がある

関連因子
皮膚や外観の変化

患者目標
罹患期間が長期に及ぶことを理解し、 疾患による身体変化を受け入れることができる

O-P
1. 疾患・治療経過に対する理解度
2.湿疹の形態・分布
3. 身体外観の受け入れ状況
4. 社会的関わりの変化の有無と程度
5. 表情 言動
T-P
1. 身体の外観に対する訴えを傾聴し、 共感的態度で接する
2. 今後の見通しを話し合う
3. 改善したことがあれば、 肯定的にフィードバックする
E-P
1. 症状の寛解に向けて、現在行う必要のあることを指導する

#不安となる可能性がある


関連因子
疾患の増悪
薬の副作用

患者目標
疾患の増悪因子や副作用への対処法がわかり不安が軽減する

O-P
1. 不安の状況・程度
2. 不安に伴う身体症状
3.薬物の効果・副作用
4.睡眠状況(睡眠時間・中途覚醒の有無・熱眠感の有無・睡眠パターン等)
T-P
1.不安を表出しやすい環境を整える
2.患者の訴えを否定せず、ゆっくり傾聴する
3.薬の副作用について、わかりやすく説明する
E-P
1. 疾患の増悪因子を避ける方法を指導する
2. 薬の副作用と関連させ、適切な薬の使用方法を指導する

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